朝靄がかかっている早朝は、漁船が数多く海峡に出ている。
関門海峡は大きな船が往来する国際航路で、潮流が激しく狭いために難しいことでも有名。下関側から門司港を望み、外国船が通過する景色は異国情緒たっぷり。
次から次へと多国籍の大きな船が見られるのが、この海峡ならではの見所。
「関門海峡の潮騒と汽笛」は「日本の音風景百選」に選ばれたほど、魅力あふれる関門。門司港ホテル前から下関へ連絡船で、気軽に海峡を渡れるのもこのホテルに滞在する楽しみのひとつです。下関は、源平最後の合戦地となった壇ノ浦、宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦となった巌流島など、史実的にも知られる場所が残っている歴史のある街です。唐戸市場、カモンワーフ、海響館は唐戸桟橋からすぐですし、ちょっと足を伸ばせば火の山公園、巌流島、下関市立美術館、長府の町など、観光名所を訪れたり、金子みすずの文学碑、門司生まれの林芙美子文学碑など、女流作家の石碑を回ったりと、散策にもぴったりです。海峡メッセ下関にあるタワーの展望室からは関門海峡の景色を楽しみ、整備がすすむ巌流島を足元に見ることができます。半日ほどでいろいろな見所を回って、知らなかった下関を再発見してください。
次号では関門地域の知られざるグルメを探訪します。
カモンワーフの前の唐戸桟橋ボードウォーク。板張りのデッキでベンチまで板張り。
竜宮城のような水天門がひときわ目をひく鮮やかな朱色の赤間神宮は、唐戸市場から歩いてすぐ。
下関の名物、ふぐが門司港からの乗船客を唐戸桟橋で迎えてくれる。
下関らしくふぐ専門店もあり、市場の人に教えてもらいながら買い物もできる。
鮮魚とともに「地もの」と書かれたおいしそうなサザエも魅力たっぷり。
週末は場内でも、ウニ・イクラ丼が販売されるなど、楽しみもいろいろ。
関門地区では歴史ある市場で、三方を海に囲まれた立地で、フク、ウニ、クジラ料理など、水産物が豊富。店先に並んでいる魚は新鮮そのもの。小売りも行っているので朝早く出かければいい魚を安く手に入れることができます。日曜は「袋セリ(ふぐのセリ風景)」が見学、体験できるのもおすすめです。
環境にとけ込んだ建物を形どるように夜はイルミネーションが灯る。
海や水の中で暮らす生き物たちを通して生命の素晴らしさ、自然と人間との関わり合いや自然保護について理解を深める展示を行っています。エスカレーターで深海のイメージのトンネルを上がると、関門海峡の潮流を再現している潮流水槽や人道トンネルの再現など、独自の展示が人気の高い海響館です。
下関市あるかぽーと6番1号
TEL0832-28-1100 無休
島に作られている剣聖・宮本武蔵と巌流・佐々木小次郎の決闘の様子を記した石碑。
定期観光船で立ち寄ることができる、今、人気の島です。船島が正式名称ですが、宮本武蔵と決闘した佐々木小次郎の流派、厳流から巌流島と呼ばれています。すでに建立されている小次郎の像と向き合う形で武蔵像が建てられる予定です。
写真左)
周辺の住宅街を流れる川も石垣が組まれ、風情たっぷり。
写真右)
昔ながらの土塀が続く町並みは、しっとりとしたたたずまい。
下関市の中心部から北東へ車で約15分ほど行くと城下町長府があります。長府毛利藩がこの地に置かれたことから、城下町として繁栄した長府。もともとこの地は「古事記」や「日本書記」などの記録にも出てくるほど歴史の古い町です。歴史を積み重ね、現在でも、武家屋敷や土塀が至るところに見られ、散策コースとしてぴったりです。長府毛利邸、功山寺、長府博物館など、見て回っているうちに、タイムスリップしたような情景に出会うことができます。昔の面影を残す町のたたずまいはほっとでき、日本の美しさを再認識できます。
門司港ホテルからすぐの門司港桟橋から関門連絡船に乗ると、約5分で下関の唐戸桟橋に着きます(料金は大人270円、子ども140円)。ブルーウィングもじから、関門海峡を一周する遊覧船ヴォイジャーも出ています。周辺観光のご案内はフロントにてお尋ねください。
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